地獄からの生還2011-03-13 22:54

3月11日午後2時すぎ、大規模な地震が発生。

無事仕事現場より9時間かけ帰宅。

茨城県日立市は、ライフラインが、壊滅状態になりました。

生まれてこの方、日立市は災害のない地域でした。

でも、忘れた頃にとんでもない災害が発生。

今、感じる事は、まったく情報がなく(現地)水の給水ができず、困った。

トイレが、水洗のため流す水に困った。

川に水を汲みにいった。使用するときは、嫁のストッキングで水をこした。

災害で一番必要なのは、飲み水と簡易トイレです。

被害にあわれた方、希望を捨てずに一歩一歩進みましょう。

地震続編2011-03-14 05:02

被害は、物の破損。特に、薄型テレビが、地震で倒れモニターが破損した。

積み上げた本があたり一面散乱。現状を確認すると、横揺れだったのでタンスの引き出しが飛び出さなかったのが幸いした。

タンスが横に移動。電気、ガス、水道のライフラインが壊滅。

このため、住んでる地域の情報が分からず大変困った。ラジオも防災ラジオも役に立たなかった。

情報が、混乱。

災害では3日間水で生きながらえば、生還できる。

その給水情報が混乱してまったく分からず不安をあおった。

災害における情報の中央管理体制がなく防災ラジオの間違った情報がさらに不安と苛立ちを助長した。

こんな時、はなはだ不謹慎ですがこの現状を受け入れこの今を楽しむ。

これは神様がくれた試練だ。

サバイバルゲームの始まりだ。

電気もガスも水もない。

ラジオでは、電気が止まっている世帯が5000件と報道していたが、日立市の世帯数7万数千件で、全部停電しているのにあたかも電気が通電している情報が流れ、苛立ちと不安がますばかり。

救う方法は、自分を奮い立たせる方法を見つける事だ。

これはサバイバルゲーム。

給水を待っている時情報の交換をしたり、困っている人に手を差し伸べみんなの気持ちを一体感を持たせ不安から開放する。

固定概念を捨て、知恵を出し合う。

人力の道具(自転車、ひしゃく、コミニケーション)励ましあい。

どんな時も希望を捨てない。今を楽しむ強いこころ。

時間は掛かるが必ず復旧、復興する。

戦後の日本のように。

頑張れ、被災地、頑張れ被災者、頑張れ日立、頑張れ、自分自身。

信じるものは救われる。今の現状から逃げたら行かん。不安になったら
会う人に笑顔であいさつすれば、笑顔であいさつが倍になって
帰ってくる。

電気は13日午後10時すぎ通電するが、水、ガスはまだ。

気持ちを前向きに。

余談ですが、電気のない世界星が取っても綺麗でした。

まだ水もガスも復旧せず、日立市2011-03-15 17:57

被災して5日目、何とか電気は復旧したが、水、ガスが復旧せず。

卓上用ガスボンベ残り3本、電気があるので、電子レンジでできる料理を考案中。しかし、備蓄のおかずになる物が心もとない。

7日間を過ごす計画も物資がどこもない、今の現状は、各家庭水を確保して、次のステップへ。ガソリンスタンドに、スーパーに大変な行列。

このままでは、日立市民は、陸の孤島になり、餓死するしかないのだろうか。

今までの当たり前の生活はなんだったんだろう。水、電気、ガスの生活あたり前過ぎて。

当たり前の生活を当たり前に感じていた。

特に、トイレの水汲みの大変な事。

ウンコを気兼ねなくしたい。

フロに入って、頭を洗いたい。

マズローの5段階の欲求。

人間は生理的欲求を満たさなければ次に進む事ができない。

今、自分の体で体験している。

でも、モット悲惨な状況にいる方もいるので、なんとか乗り切ろう。

無人島のサバイバルも大変だが現代社会のサバイバルはモット大変。

日立市民よ野生児になれ。

災害7日目2011-03-17 08:36

3月16日夜(6日目)にヤットガスが使用できるようになった。

早速、今日、ガスでお湯を沸かし、7日ぶりに頭を洗った。なんか頭が軽くなったみたいです。

フロに入れなくても、頭を洗うだけで、スッキリしました。

水道も隣町まで使えるようにテストする情報を防災ラジオで聴いて貴重な水を沸かして頭を洗いました。

常にライフラインの情報があれば、安心して行動ができます。ヤット防災ラジオの役目が達成された。

災害を始めて経験して分かった事は、防災グッズを準備する事です。

最低水のペットボトル飲み水用2リットルひとり2本。トイレ水(お風呂の水はためておく)、携帯ボンベ、乾パン3缶。

33名の奇跡の生還と同じく、生きるための食事、水、計画を立てる。

目標を一つ一つ考え残量から足りないものを捜す。

生きるために全神経を注ぐ。ここで、創意工夫が大切になる。

固定概念を捨て使えるものや自分で聞いた情報を確認する。かなりでま情報が氾濫するので自分の足で確認する。

最後は、今の状況を楽しめ。

まだ、水道は使用できませんがゴールは近い。

災害8日目サバイバル開始2011-03-18 21:25

大地震から8日目を迎えた。国道をはさんで山側は、一部水道が通水された。

道路を境に天国と地獄。

物は考えようで、水が道路を挟んで出ている。直ぐ水を汲める。

サバイバル開始。

吉田拓郎の洛陽を聞いて、気持ちを高ぶらせ、気持ちよくウンチを出すためにビール酵母菌代わりに一番絞りを飲んで、頭を麻痺させ公園に洗濯しに行ってきた。

誰もいない公園のトイレで気持ちよくウンチをした。

公園のトイレには、手洗いと外灯があるので洗濯ができる。

公園近くの人は、自宅に水が通水されているので、公園のトイレに2時間も並ぶ必要はない。

両手にバケツ(洗濯もの)を持ち、背中に水を汲むペットボトルをリックに入れ頭に毛糸の帽子をかぶりベンチコートを着て洗濯をしてきた。

初めて自分の手で洗濯をしたのが浪人した3月。

これも神様がくれた「初心に帰れ」かな。

私の体からはもの凄い体臭が、それより自分の気持ちが高揚し勝っている。

気持ちが折れないよう自己暗示。

ライジングサン。

明日を信じ、今を生きる。

災害者の皆さん、ひとりで悩まず、会う人に話しかけましょう。あなたの周りにはたくさんの仲間がいます。

希望をすてないで下さい。